私のライフワーク、ひっそりですが介護予防教室をしています。
iPadを使った介護予防で、『脳若(ノウワカ)』
今回女性自身の人間シリーズに代表が掲載されました。
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最近、続けて軽度認知症の方の片付けのご依頼がありました。
軽度の方々なので、お一人暮らしもできるし、ヘルパーさんが来るか来ないか微妙なところ。
Aさん
お一人暮らしはできるけど、薬の管理や日時などの見当識が曖昧になっておられます。
ご依頼は、ひさびさに尋ねて家がゴミ屋敷になっているに事に気がつき姪御さんからの依頼。
まずは、見えるところだけ、とにかくゴミや汚れを取っていきます。
出しっ放しの色々なものは上手に姪御さんが聞いておられ、問題のないようなものは、ソッと処分。
引き出しの中や戸棚など細かいところはむしろそのままにしておかないと、後で本人なりに覚えている場所(人が見て、ぐちゃぐちゃに見えても)
でもあるので、安全面、衛生面のみの対処にしておきましょう。
*携帯電話や鍵など大切なモノ
*薬など病院関係
*耳かき、爪切りなど日用品
浅い見えやすいカゴに入れて、よく見えるところに配置しました。
洋服も、下着、靴下、上の服、下の服。大きめのカゴなどに入れわかるようにされて置かれたらいいと思います。
Bさん
ヘルパーさんから、キッチンなどにモノが散乱、危ないし不衛生なのでどうにかして欲しいと言われ息子さんが依頼。
キッチンまでなかなかたどり着けないくらい、モノが溢れていました。
衛生面が気になります。
冷蔵庫の中身がほぼ正味切れ。
使わなくても気に入ったものもあるようでしたので中々片付けが進みません。少し抵抗にあいながら、息子さんも手伝って頂きながら終了しました。
もしかして、
少し日にちの勘違いが多い。
いつも行っていた場所に行けなくなった。
使ってた電化製品の使い方がわからない。
よく作っていた料理の作り方がわからない。
経験したこのそのものを忘れる。
そんなことが多くなって来たら
モノの置き場はシンプルに。
引き出しや戸棚に入れたらわからなくなるので
どうしても出しっぱなしに。
きちんとしまうより、本人が見つけやすいように、
隣の部屋に平置きにするなどストレスのない生活に
シフトしていきましょう。
周りの者が、終活などと行って、色々なものを片付け出すには、もう遅いと思います。
本人の気持ちも体もしっかりとして、
自分からやってこその終活。